
スローガン 「 心を燃やせ ~情熱をもってYEGを楽しもう~ 」
魚津商工会議所青年部第47代会長 佐渡 和典
2025 会長挨拶
この度、魚津商工会議所青年部(以下、魚津YEG)の第47代会長を務めさせていただくこととなり、その責務の重さを改めて感じております。私は2014年度に魚津YEGに入会以来、様々な役職を経験し、多くの方々と交流し、自己研鑽を重ねてまいりました。YEGは私にとって、今しか体験できないかけがえのない存在です。多くの仲間と共創していく中で、YEGに入会したことを誇りに感じるようになりました。今は次世代にその価値を伝えていくことが私の使命だと感じております。創立50周年を迎えた魚津YEGの歴史に感謝し、これからの未来を築くために情熱を持って取り組んでまいります。
現在、我が国は人口減少や急速なデジタル進化、物価上昇など、大きな時代の変化に直面しています。また、昨年1月に発生した能登半島地震は富山県にも大きな影響を及ぼし、復旧・復興が求められています。魚津市においても人口減少・少子高齢化が進行しており、社会課題の解決に向けた挑戦が必要です。
私の生まれ育った上村木では、100年以上続く七夕祭があり、幅広い世代が協力して町内を盛り上げています。「おらがやらねば誰がやる」という言葉が伝承されています。他人事ではなく、自分たちで町を盛り上げ、自分たちも楽しむ。この精神を大切にしています。そんな中、私たちは、伝統や文化を継承しつつ、時代に合わせて変化し続けることが求められます。これは社業にもYEGにも共通点があると感じています。
今年度のスローガンとして「心を燃やせ~情熱をもってYEGを楽しもう~」を掲げました。「歴史の舵はいつの世も熱ある者が取ってきた」と青年部の歌「伸び行く大地」にあるように私たちが情熱をもって地域のリーダーとなっていきましょう。先輩たちが50年間つないできたバトンを受け継ぎ、地域の豊かな未来のために青年経済人として成長していきます。皆様と共にYEGの魅力を探求し、誇りある団体であることを共感すると同時にこのかけがえのない時間を大切に共有したいと思います。苦労を共にし、成長していきましょう。成功を約束することはできませんが、その勇気ある一歩が成長につながると信じています。
今年度の活動は、「YEG理念」「ネイティブリンク」「みんなでつくる魚津」「総務広報」の4つの委員会と新たに設立した「会員増強室」の5つのチームを主軸に進めてまいります。
- YEG理念委員会: YEG活動の魅力・価値を再確認し、YEGに対する熱量を上げる。各会員の志を見つけ、理念を共に学び、共鳴できる人材を増やす。
- ネイティブリンク委員会: 会員同士のコミュニケーションを図り、仲間づくりを推進する。また、家族へ感謝の気持ちを伝え、YEG活動への理解を得る。
- みんなでつくる魚津委員会: YEG活動の根幹として、豊かで住みよい地域づくりに貢献する。地域の魅力を探求し、未来に残せる事業を目指す。
- 総務広報委員会: 総会・理事会のスムーズな進行をサポートし、資料の準備、会務全体のスケジュール管理を行う。YEG活動の発信をタイムリーに行い、地域への周知を図る。
- 会員増強室: 新入会員を増やすための勧誘方法の精査・管理を行う。会員全体で新入会員を増強する意識を高め、多くの企業・人材へアプローチをかける。
コロナ禍以降、魚津YEGの会員数は減少しましたが、この地域にはまだまだ魅力的な人材が多く存在しています。会員全体で視野を広げ、アイディアを出し合い、情報を共有し、会員増強につなげたいと考えています。会員の皆様が感じている魚津YEGの魅力を新入会員に伝えることで仲間が増え、事業の幅が広がり、より楽しい活動ができるでしょう。各委員会・各会員が職務を全うすることで、会員数・事業の内容共に向上できます。その結果、魚津YEGという団体が50年間の歴史に恥じることなく、新たな素晴らしい歴史を築いていけると信じています。
51年目の今年度、改めて我々がYEGとして何を残せるのか、何を得るのか、理想はあるのか、限られた時間の中で議論し、挑戦し、達成する感動を皆様と共に味わいたいと思います。皆様の情熱をもった想いが、行動が地域の未来を豊かにできます。「誰かがやれば良い」ではなく、「おらがやらねば誰がやる」の精神で共に心を燃やし、YEGを楽しみましょう。1年間どうぞよろしくお願い致します。